-文月 July-

 この時期、新緑前線がどんどん上昇してきます。そして新緑の緑、残雪の白と青空の青がきれいなコントラストを描きだします。梅雨の晴れ間には、こんな景色を見ることができます。
 7月中旬、残雪よりも緑が多くなってきました。いよいよ夏本番。今後の天候が気になりますが、早く梅雨が明けてほしいですね。
 梅雨明けの発表がありましたが、なんだかすっきりしません。この時期でも少し雨が降ればひんやりとして暖かいものとストーブ恋しくなります。今シーズンは自転車が解禁となる7月初めからお汁粉の売れ行きが快調です。理由はこれでした。自転車漫画「ろんぐらいだぁす!」。8巻の表紙をよおく見てください。背景は位ヶ原山荘です(下の山荘前の写真と見比べてください)。主人公の倉田亜美が「自転車乗りにとって特別な場所・乗鞍」に登りに来たのです。その中で、「負けたほうは山荘でお汁粉奢りね?」とか「ここにきたらお汁粉は外せないわよね~~」と、山荘でのお汁粉を楽しみにつらい登りを登ってくるのです。そうして山荘前での休憩シーンが表紙になっています。これをみたら食べたくなりますよね。甘いあんこに適度な塩分、さらにこんがり焼けたお餅が二つ。疲れた体にピッタリで、残り5キロのエネルギー補給になります。のりくらにヒルクライムに来たらぜひこのお汁粉をどおぞ。
 今年も恒例の子供キャンプの時期がきました。いつもは「静かで落ち着いた小屋ね」とよく言われますが、このときばかりは賑やかな声が響き渡ります。今年は居候中のヤマネもびっくりだったのではないかと思います。山荘では夕食を子供たちだけでカレー作りをしますが、それを眺めていた同宿の年配のお客さんが、「うちの孫も参加させたいな」とおっしゃってました。学校とは違ったことを多く学べるこのキャンプ、長野県が後援している「こどもたちだけのサマーキャンプ」のひとコマです。詳しくはこちら