山荘まで車で入れるようになり運び込んだのがこのカッコー時計。日本では鳩時計と呼んでいますが本来はカッコー時計らしいです。本場ドイツの本物です。本物は電池を使っていないのです!写真にも写っていますが、本体下の三つの重りが下がっていく力を使っているのです。時計、カッコー、そして時報とオルゴール。さらに時報に合わせて人形や動物が回るのです。すべてこの重りの力です。すごいですね。それにこのオルゴールの音色のいいこと。山荘の雰囲気にぴったりマッチしています。ビールのジョッキで乾杯しながら(よく見ていただくと、文字盤の右の男性はジョッキを握っており、彼は時報とともにジョッキを掲げるのです)、ぜひこのカッコー時計の雰囲気を味わいにきてください。ゆったりとした位ヶ原時間が流れる山荘です。ちなみにこれは、昨年秋に行った山荘10周年祝賀会の参加の皆様からいただいた記念品です。
 山荘のすぐ先の道路です。雪の壁の中に小枝や葉っぱ等が埋まっている層があります。雪崩の痕跡です。今年の1月中旬から下旬にあったものです。1月9日までの営業期間中は雪が少なく困ってましたが、閉めた翌日から降り続きました。下山中なので分かりませんでしたが10日間ぐらい続いたのでしょうか。2月初めに上がってきたときには葉っぱが散らばっていたので強風でも吹き荒れたのかと思っていました。デブリの痕跡もなかったし、第一傾斜は緩く今まで雪崩が来るとは思ってもみなかった場所ですから。ただ、この部分だけやけに積雪が増えたなとは感じていました。
 連休が過ぎ5月中旬は一気に気温が上がりました。最高気温は20度前後となり、真夏のそれと同じぐらいの日が何日もありました。こんな日が続けばいつもより多い残雪も、あっという間になくなってしまうのではないかと心配になりました。しかし、2週間ほどで収まりほっとしました。

ーMay  皐月ー